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2017年09月15日

微妙な手帳カバー

「呼吸機能検査の結果、喘息は非常によくコントロールできています。ただし……」


呼吸器科の主治医は喘息日誌をながめて顔を曇らせました。

「喘息日誌の喘息発作と鼻症状の記録が、あまり関連がないような感じがします。一度耳鼻科に検査に行かれては」
「耳鼻科ですか……」

もしかして蓄膿再発?

25年前……結婚した直後、鼻の骨がいびつになっていて蓄膿症になる手前になっていました。
鼻の骨を矯正する手術で治したはずだったのに。

25年前に行った耳鼻科が今もあったので、出かけてみると……
驚いたことに、当時のカルテが保管されていて、そのまま受診。
診断は「副鼻腔炎ですね。今のところ手術まではいかないので、薬と鼻洗浄で様子をみましょう」。

また通う病院が増えてしまいました。

こういう時に活躍するのが「お薬手帳」。
医療機関で処方された薬の情報を記録し、服用履歴を管理するために作られた手帳ですね。

2016年4月から薬剤服用歴管理指導料が改訂されました。
薬局に初めて来たり、「お薬手帳」を持ってこなかったりすると指導料が500円。
半年以内に処方箋と手帳を持って同じ薬局に行くと指導料は380円。
ほんの少し医療費の節約になるんですが。

この手帳がA5でもなくB6でもなく、非常に微妙なサイズ。
最初に「お薬手帳」をもらった頃には、よく病院に持って行くのを忘れていました。

でも、ある調剤薬局がカバーつきの「お薬手帳」をくれたので、持っていた全部の病院の診察券を入れて、便利に使っています。
ちょうど「リヒトラブ」の「お薬手帳ホルダー」に似たもので、色は透明。
「お薬手帳」と各種保険証、診察券、領収書等をひとまとめにして見やすく整理できる。

でも、「透明」だと、自分にも見やすいけれども、他人にも見えやすい。
プライバシー上、気になってきているのです。

では、スマートフォンではどうなのか?

最近は「お薬手帳」アプリも増えてきています。

例えば、保険調剤薬局チェーン『日本調剤株式会社』の「お薬手帳プラス」は、紙の「お薬手帳」の情報をスマートフォンで管理するアプリ。

処方箋をカメラで撮影して日本調剤薬局に送信して、待ち時間を有効活用する。
カレンダーとアラーム機能で通院日や服薬時間を管理。
家族単位の薬の情報も管理できる。
さまざまな便利な機能があります。

特に病院の医療費や交通費のデータを登録して、確定申告の時期に、医療費データをパソコンへダウンロードできる集計支援サービスは魅力的。

厚生労働省も電子版の仕様の共通化を推進していますが、処方箋を出す調剤薬局だけでなく、処方箋を指定する側、かかりつけの病院も紙の「お薬手帳」の提出を求めたりすることがあって、まだアプリを使うのは難しい。
電子カルテとの連携を考えると、完全に電子版「お薬手帳」が紙の「お薬手帳」にとって代わるまでには時間がかかりそうです。

今、買おうかと迷っているのは、神戸・長田の靴メーカー「ベル」が作ったオリジナルの「病院便利手帳」。
色はダークレッド、ラベンダー、ピーチベージュ、クリームイエロー、ライトブルー、ブルー、ネイビー、キャメル、ダークブラウン、グレー。
素材は国産ヴィーガンレザー(高級合皮)。
40枚の診察券、健康保険証、「お薬手帳」「母子手帳」などがひとまとめにできて、カバンの中でバラけないスナップボタンつき。
価格は税別2,750円。

本格的な電子「お薬手帳」時代まで、とりあえず、これを使ってみましょうか。
posted by ゆか at 23:57| Comment(0) | 文具コラム | 更新情報をチェックする
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