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2018年02月23日

春とお金

卒業、入学、就職、転勤……春は転機の季節。
転機といえば、最近増えているシングルマザー。
子どもなし夫婦世帯の私には想像もつかない苦労があるようですが、社会保険制度や行政の支援制度をうまく活用して、明るく元気にたくましく生きている様子。
そのタフなところは、少し見習いたい。

ということで、パーソナルファイナンス系ライフプランニング型FPの私は、今回、「シングルマザーに学ぶ行政支援の使いこなし術」を追ってみました。

『シングルマザー生活便利帳 六訂版(新川てるえ・田中涼子著 太郎次郎社エディタス)』

ひとり親家庭の仕事、子育て、お金、住まい、進学など、さまざまな支援制度を網羅した便利な本ですが、冒頭に『明るく楽しいシングルマザー生活をめざしていただければ幸いです』と書かれていて、シングルでもなくマザーでもない私は恐縮してしまったりします。

でも、内容は充実しています。

『シングルマザーに向いている仕事と選び方』は、再就職したい、長く仕事を続けたい、キャリアアップしたい女性全般に当てはまるもの。
『利用できる社会福祉制度』『仕事と育児、両立のツボ』は、すべての子育て世帯が応用できそう。

とりわけ興味深かったのが、内容を全面改訂した「ひとり親の家計簿」。

「子ども2人が小学生」「子どもが小学生と中学生」「子どもが幼児で、要介護の親と同居」の3つのサンプルを、ファイナンシャルプランナーが解説しています。
どの家庭も収入が少ない。
ただし住居費は、それほどかかっていない。
実家に住んでいたり、公営住宅に優先的に住めたりするからです。

さまざまなことを我慢して、自分の好きな道へ進む子どもを応援しているシングルマザー・シングルファーザーの姿が目に浮かんできて、読み進めていて元気になります。

ただ、この家計簿を読んだだけで安心してしまってはいけません。
特に学費は、その時々で教育費の金額や支援制度が違っているので、必要な金額は変わります。
子どもの幼稚園入園の前年。
小学校入学の前年。
塾の費用も気になって中学入学の前年。
児童手当支給停止年齢(15歳)を考慮して、高校進学の2年前。
児童扶養手当停止年齢(18歳)をふまえて大学進学の2年前をめどに、何度か家計の見直しをした方がいいでしょう。

特に奨学金返済は、社会を出てから10年以上続くこともあるので、「とにかくお金を借りて進学、就職したら本人がなんとかするだろう」というのは無謀です。

私が所属する日本FP協会では、相談業務とともに「自分で自分のお金について考える教育」の普及に力を入れています。
高校や大学で「お金を稼ぐ(職業選択)」や「ライフプランとお金」などの金融経済教育の授業を行う「パーソナルファイナンス教育インストラクター」や、高校で奨学金についての授業や相談を行う「スカラシップ・アドバイザー」。
さまざまな専門家がいます。

たくさんの教育支援制度があるので、シングルマザーだけでなく、子育て世帯の人は、調べてみて損はないと思いますよ。

この本に出てくるシングルマザーの、がんばって生きる姿に、「自分も、もう少しがんばらなきゃ」と思いました。

「保険のかけ替え」の実例も載っていて、女性なら、読んでおいた方がいいと思います。
興味ある方はどうぞ。

posted by ゆか at 23:59| Comment(0) | お金のこと | 更新情報をチェックする
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