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2018年06月29日

『先にしくじる』

ある試験で失敗した。



自己採点では合格点の手前だ。
勉強不足もあるが、追い込みの段階で、私を動揺させるメールが届いたのが決定的だった。

「またがんばって受ければいいじゃないか」と慰められたが、それでも落ち込む。
勉強の計画を立てていて、試験直前に心をかき乱されないよう人とのつきあいも止めていたのに。

何がいけなかったのか……

この本の著者はIT企業のマーケティング部門のディレクター。
かつて副社長を務めるIT企業で、経営再建のために奮戦したが、力及ばず会社を倒産させた経験を持つ。

何がいけなかったのか……

「失敗する前に失敗を阻止する」。
アメリカのメソッド「プレモータム」は、「失敗」が命に関わる医療、軍隊、消防など「絶対に失敗できない」現場で使われているが、これは「失敗した最悪の状態」を未来に設定し、失敗した原因をすべて書き出し、取り除いていって、「失敗しない」状況を作り出す。

この本に出てくる「プレモータム・イメージェリ・ツール」メソッドを実際にやってみた。
まずコンパスで紙に中心に小さな円を描き、中に「最悪の事態」を具体的に書く。
その円の外側に同心円状に大きな円を描き「半年前」と書く。
あとは「最悪の事態」から連想することを、自由に放射状に書く。

やってみると、意外に「最悪の状態」が思いつかない。

この本によると「失敗」には7つの原因がある。

ずるずると課題を先延ばしにしてしまう「現在バイアス」。
どちらがいいか決められない「オプション選好性」。
勝手な思い込みで人間関係をこじらせる「非合理的な信念」。
もはや引くに引けない「コンコルド効果」。
「自己中心性バイアス」。
「完璧主義」。
必ず想定外なことが起きる「計画の錯誤」。

……全部あてはまるかもしれない。

7通りの対策は書かれているが、それぞれに、ゴールの半月前、1週間前で進捗をチェックして軌道修正しなければならない。

「失敗しない」ようにするのも大変だ。

『先にしくじる』 山崎裕二 著 日経BP社
ラベル:企業 仕事術
posted by ゆか at 17:23| Comment(0) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
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