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2018年08月31日

「ただひとつ」の鉛筆

最強の筆記具は何か? 


万年筆、ボールペン、鉛筆、シャープペンシルと、いろいろなご意見があろうかと思いますが。
私は個人的に、字を書くのにも、スケッチを描くのにも対応していて、気温・湿度・場所・筆圧の関係なく、誰でも気軽に使える最強の筆記具は「三菱鉛筆uni硬筆書写用6B」だと思っています。

「uni」と言えば、独特な軸の色。
子どもの頃は、この色があまり好きじゃなくて、「uniはなんで小豆色の軸なんだろう? 筆箱の色と合わせにくい。黒とか青とか緑とか別の色の方がいいのに」と思っていたのですが、大人になって「uni」のことを調べて、非常に反省しました。

「uni」の色は「小豆色」ではなく、日本の伝統色「海老茶色」と西洋の伝統色「ワインレッド」を組み合わせた世界で「ただひとつ」の色。
ファーバー・カステルやステッドラーなどの海外の高級鉛筆に対抗するべく、日本の代表的工業デザイナー・秋岡芳夫氏が、軸の色・ロゴ・ケース・価格までデザインした鉛筆です。

そして1958年、「ただひとつ」を意味する「unique」と、フランス語では「滑らかな」という意味も合わせ持つ「uni」が発売されました。
1本50円。当時、国産鉛筆は1本10円。
5倍の値段が設定されたのは、三菱鉛筆にとってのライバル、カステルやステッドラーの鉛筆が1本50円だったからです。

「5倍の値つけて売れるわけないやろ!」というご意見もあろうかと思いますが、当時の三菱鉛筆の暴挙めいた、その気合いはなんとなくわかる。

私も1958年にはまだ生まれていないんですが、1970年代の子どもの頃、おぼろげに「アメリカやヨーロッパに追いつけ」と、大人たちが一生懸命働いていたような記憶があります。
日本のものづくり分野のアメリカやヨーロッパへの対抗意識は、平成の終わりの頃とはくらべものにならないほど高かったのですよ。

そんなことを思い出しながら、久しぶりに『三菱鉛筆』サイトをみると……

『ユニ60周年記念鉛筆』のニュースリリースが!

「子どもに贈りたくなるuni」をコンセプトにした特製ダースケース!
10月12日(金)6,000ダース限定発売!

「ダースケース」は、プラスチックのケースに鉛筆が12本と消しゴムがセットになったもので、学校に持ってきてた子どもがいたっけ。
なつかしいなあ。

「軸に『uni 60th Anniversary』の金色の箔押しロゴ」「特製ダースケース」「限定発売」……
「uni」ファンには心躍るフレーズが続きます。

ケースは60周年記念ロゴ入りの貼り箱製で、藍色、水色、ピンク色の3色。
芯は2Bで消しゴムはついてないけれども、藍色のケース入りを1つ予約できないかなあ。
ちょっと楽しみです。
ラベル:鉛筆 Uni
posted by ゆか at 18:13| Comment(0) | 文具コラム | 更新情報をチェックする
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