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2019年06月28日

文具の祭典2019(日本文具大賞2019受賞文具集)

2019年6月26日、東京で開かれた「国際文具・紙製品展 ISOT」。「日本文具大賞2019」が選ばれました。



デザイン部門グランプリが「システム手帳(マークス)」、機能部門が「プロシオン(プラチナ万年筆)」。
デザイン部門、機能部門、それぞれ5つずつ、優れた文具が選ばれています。

私が気になったのは、クラウドファンディングで作られた「花色鉛筆(TRINUS)」と、「ネームランドイーマ KL-SP10(カシオ計算機)」。「花色鉛筆」は手に入れてみないとわからないことが多いので、ちょっと横に置いて。

……ラベル作るのに「ネームランド」という選択肢は思いつかなかったなあ。

受賞している「ネームランド」は、「スマホ専用ラベルライター」。
1000種類以上のデザインを揃えた専用のアプリ「LABEL DESIGN MAKER i-ma(ラベルデザインメーカー イーマ)」専用で、ラベルを簡単作成。

……いやはや。キーボードでチマチマと1字ずつ字を打ち込んでラベルを作っている、この年寄りは、スマホだけでラベルを自在に作れる時代が来るとは思っていませんでした。

私にとって「ラベルライター=キングジムのテプラ」でした。夫が結婚前からテプラを持っていて、自分の製図道具、テンプレートや製図用シャープペンシルにラベルをベタベタ貼りまくっていたからです。

しかし、ラベルライターは「キングジム」のほかに、「電卓メーカー」のイメージが強い「カシオ」のほかに、ミシンを作ってる「ブラザー」が出してるんですね。
もうちょっと、視野を広げんとあかんなあ。

10年前のコラム『ラベル魔』でテプラの歴史について書いていますが、ラベルを作ることそのものが楽しい作業です。

『ラベル魔』を書いた10年後の現在では、小物に適した4mm幅から特大ステッカーに使える100mm幅までテープ幅も多彩。
パソコンやスマホアプリを使えばデザインの数も豊富で、印字できるテープの素材も「リボン」「マスキングテープ」「アイロンラベル・アイロン転写テープ」「クラフトテープ」と、非常に種類が増えました。

「自分が使いたいテープ幅」「パソコン・スマホ接続」「印字機能」「価格」「サイズ」「電源(乾電池が使えるか)」あたりを基準に選ぶといいです。

私が使っているのは四角くて小型のキングジム「TEPRA PRO SR300」。
ファイルにラベルをつけるのが目的なので、デザインやテープそのものに凝らなくてもいいと思いましたが、ラベルにこだわる人は、どこまでもこだわることのできるよい時代です。

これからも、どんなラベルライターが出てくるか楽しみですね。
posted by ゆか at 17:52| Comment(0) | 文具コラム | 更新情報をチェックする
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