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2019年12月13日

『AI以後』

「AIに多くの人が仕事を奪われる」……そう言われて久しい。本当にそうなんだろうか。

この本は2017年にNHKが放映した『人間ってナンだ?超AI入門』をまとめたもの。
世界的に有名な物理学者、倫理学者、科学哲学者、著述家が、さまざまな角度から「AIがどのように進化するべきか」を探っている。
「AIに心は必要か?」とか「AIの制御に失敗した時のリスク」とか。

……なんだか既視感のある話だ。

そうだ。思い出した。
2019年9月1日から放映されている『仮面ライダーゼロワン』か。

舞台は人口知能を搭載した人型ロボット「ヒューマギア」が、人間に代わってさまざまな仕事をしている時代。
人類滅亡をもくろむ「滅亡迅雷.net」にハッキングされた「ヒューマギア」の暴走を、仮面ライダーが止めるという物語である。

番組には、お笑い芸人、警備員、すし職人、看護師、教師と、色々な職業の「ヒューマギア」が登場する。
みなさん記憶力がよく、まじめでそつなく働いている。
別に一緒に働いたっていいんじゃないの?

違和感がないのは、SONYのロボット犬「aibo」、HONDAの二足歩行ロボット「ASIMO」を見ているためだろう。
日本は労働人口が減るんだから「AIに仕事を奪われる」ではなく「人が足りないからAIに仕事してもらう」で「ヒューマギア」みたいなものが出てきてもしょうがないんじゃないかと個人的には思う。

ちなみに「AIで失われる職業」と言われているのがファイナンシャルプランナーだが。
会報誌『FPジャーナル』には、FP先進国・アメリカのFP事情を紹介するコーナーがある。
それによると、すでにシミュレーション部分をAI、顧客のコンサルティングをFPが受け持つ分業の方向で動いている。

私は人間がAIとうまく仕事ができると考えている楽観派だ。

AIを「脅威」か「希望」か。
すぐに答えは出せない。
この本はAIに関して悲観的な見方が多いが、「よい」「悪い」と言い争っているうちに、AI化は社会を大きく変化させるのかもしれない。

『AI以後』 丸山俊一・NHK取材班 編著 NHK出版新書
posted by ゆか at 22:55| Comment(0) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
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