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2020年09月18日

距離感(後編) 拳の間合い

「マスク着用で稽古を再開しました」…SNSのあちらこちらから、そんな声を聞いて、ほっとしたものの。
武道によって差があります。

居合や弓道は刀や弓を使う分、距離が取りやすいけれども、空手では相手を打てる間合いまで接近したり、組み討ちになったり。柔道や合気道にいたっては、ほとんど密着状態だから、「距離がゼロ」ということも多々あり…

再開された武道の稽古の写真を見てると、みんなマスクをして普通に稽古している。
タフだなあ。

「マスクで稽古をはじめた」という合気道家のツイートに、「しんどいですか?」と尋ねたら、「息苦しいし暑いです」というツイートがかえってきました。
そりゃそうだろうなあ。
昔、筋力トレーニングに「マスクをしてジョギングし、呼吸機能を鍛える」というのを聞いたことががあったけど、武道は走るだけではなく、飛んだり跳ねたり投げられたりしてるので、体にかかっている負荷が違います。

日本臨床スポーツ医学会と日本臨床運動療法学会が共同で
マスクなど装着は呼吸を制限し、健康上望ましい運動が困難な面もあり、さらに気温・湿度が高い夏季には顔面からの熱放散を妨げる要因にもなると指摘
している異常事態ですから。
(中日スポーツ・東京中日スポーツ 2020年7月6日 19時44分)

それでも…みんな武道やりたいんだなあ。わかるけど。

そこで、メッシュ地で呼吸がしやすい「武道用マスク」が、武道具点から売り出されました。
これは便利かもしれない。
ただ、全然体に負荷がないわけじゃないから、簡単にバイタルチェックをした方がいいかも。

私が今、着目してるのが「Apple Watch」。
睡眠時間・血圧・消費カロリー・脈拍を計れる便利な時計ですが、「Apple Watch Series 6」は血中酸素濃度センサーがついている。
血圧や血中濃度が怖いところは、「しんどい」という自覚があった段階で、手遅れ状態になっていることが多いこと。

これからスポーツをする人には、自分で健康状態をチェックする手軽なツールは必要でしょう。
私も、夫が退院してきたら「Apple Watch」を買ってあげようと思っています。

(この記事は2020年9月17日時点の情報を元に書いています)
ラベル:武道
posted by ゆか at 23:58| Comment(0) | 武道系コラム | 更新情報をチェックする
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