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2021年02月12日

文具の分岐点

私は新作文具の情報収集目的で、Twitterの文具メーカーのアカウントをフォローしていますが……先日、仰天するようなつぶやきが流れてきました。

先ほど、株式会社ヘリテージから「趣味の文具箱」を継続する発表がありました。


2021年2月11日のツイートです。

つぶやきの主は雑誌「趣味の文具箱」の公式アカウント。
この雑誌の別冊「Stationery Magazine」は、文具の美しい写真が満載で、いつも楽しみにしていたんですが、唐突な倒産の話題には本当に驚きました。

「継続」って何なん?
「株式会社ヘリテージ」って何者?
『趣味の文具箱』の2021年1月号は発売されてたはず。
この前、Twitterで万年筆企画の投稿募集してなかったっけ?
まさか竢o版社が倒産?

頭の中に浮かぶさまざまな「?」を解消するために調べてみました。

出てきたのは、企業の信用情報を扱う「帝国データバンク」の2020年2月10日の記事。
「株式会社竅iえい)出版社」が民事再生手続き……つまり、『趣味の文具箱』を発行している出版社が倒産したのです。
負債総額は57億8800万円。
ふと、2018年に広島の文具メーカー「ユナイテッドビーズ」が16億円の負債で倒産した時のことを思い出しましたが、竢o版社の倒産は、ユナイテッドビーズの倒産と違って新型コロナウイルス関連型。

竢o版社は、元々、サーフィンとかビンテージのジーンズとか、プレッピースタイルとか、マニア向けのライフスタイル雑誌を数多く出している出版社で、出版不況で売上が減っているところに、コロナ不況で広告出稿数が激減し、とどめを刺された形で倒産したのです。

最近の『趣味の文具箱』は、万年筆とインクの特集記事ばかりが目について、鉛筆好きな私にとって、あまり魅力のある雑誌じゃなかったけれども、3か月に1度のペースで文具の情報を発信する文具雑誌は貴重でした。

ちなみに、『趣味の文具箱』を継続して発行する予定の「株式会社ヘリテージ」は、「竢o版社」のコンテンツ事業を引き継ぐために、機関投資家が出資した出版・IT・飲食事業を行う会社。

文具メーカー「ユナイテッドビーズ」の場合は、元社員たちが文具メーカー「ラダイト」を立ち上げて、「ユナイテッドビーズ」のものづくりの精神を受け継いでいきましたが、この「株式会社ヘリテージ」は、機関投資家が出資しているので、「まず採算ありき」の方向で動き出すような気がしますが、時代は確実に変わっていってるんですね。

(この記事は2021年2月12日時点の情報をもとに書かれています)
ラベル:文具
posted by ゆか at 23:58| Comment(0) | 文具コラム | 更新情報をチェックする
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