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2021年05月21日

大雨と避難と保険と

梅雨の季節を迎え、ぐずついたお天気が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか……こういう手紙のあいさつ文は、本来、6月になってから書くべきものなんですが。
今年の近畿地方の梅雨入り宣言は5月16日。
平年より21日も早い。
現時点、関東や東北は、まだ梅雨入りになっていませんが、「雨が多いなあ」とお嘆きの方が多いんじゃないでしょうか。

今回の梅雨は、「梅雨」というより「スコール」に近い雨の量で、すでに九州各地で「記録的な大雨」で土砂災害が心配されています。
「そういえば「記録的な大雨」にって、やたらにニュースで聞くけど、なんか基準があるのかしら」と思われた方もおられるでしょうが。
これは気象庁が『記録的短時間大雨情報の発表基準一覧表』として公開しています。
都道府県によって、微妙に基準値が違いますが、だいたい1時間あたり100mm前後の雨が降ると「記録的な大雨」。
場所によっては「避難」を考えた方がいいと思います。

ちなみに、2021年5月20日から、自治体が出す5段階の災害情報のルールが変わりましたね。
これまではレベル3が「避難準備」。
レベル4が「避難指示・避難勧告」。
レベル5が「災害発生」でしたが……

20日からレベル3が「避難準備」から「高齢者等(高齢者や障害者など)避難」。
レベル4が「避難指示・避難勧告」から「避難指示」に統一され、レベル5が「災害発生」から「緊急安全確保」へ。
レベル4になった段階で危険な場所から全員避難している……はずなんですが。

コロナウィルスに感染すると死んでしまう喘息の私としては、学校の体育館に、ぎっしりと人がいて雑魚寝している避難所に行く方が、災害に遭うよりも、もっと危険な気がします。
そういう人のために、安全なところにある親戚などの家に泊まる「分散避難」や、自宅に避難する「在宅避難」などもできるので、これは「在宅避難」で決まりです。

さて、ここで問題になるのが「避難するほどじゃないけど、何らかの被害に遭う」というケース。
そういう時は「火災保険」が役に立ちます。

「火災保険って火事の時にしか使えない」というイメージが強いですが、「台風」「洪水」「落雷」「土砂崩れ」「高潮」などで、建物や家財が損害を受けた時にも保険金がおりることがあります。

火災保険は「建物」と「家財」の2種類。
「家財」は賃貸住宅の人でも加入できます。

「建物」には、家やマンションなどの建物本体のほかに、扉や窓などの建具・庭木や床・門やエアコンや太陽光発電設備など、建物に付随するさまざまなものが含まれています。

「家財」には、家具・家電製品・衣類・自転車など、比較的広い範囲で補償が受けられるので、もし、火災保険に加入していたら、大雨の気象情報が出た段階で、保険証券をチェックすることをおすすめします。
「いざとなったら、火災保険から保険金がおりる」ということを知っておくだけで、災害に対する不安もやわらぎますから。

今年は梅雨入りが早かった分、一日でも梅雨明けが早くなることを祈っています。

(この記事は2021年5月21日時点の情報をもとに書かれています)


ラベル:保険 災害
posted by ゆか at 23:54| Comment(0) | お金のこと | 更新情報をチェックする
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