労働災害と大きな関りがあるヒューマンエラー。
仕事上、ミスが死亡事故や大けがにつながったりはしないのだが、どちらかというと「うっかり者」なので、なんとかしてミスを一つでも減らしたい。
ミスを「ゼロ」にできないかもしれないが努力は続けたい。
どうしたらミスを減らせるか、いつも考えている。
そんな私は「仕事のミスゼロ」というタイトルに弱かった。
この本の著者は企業研修を行う株式会社ビジネスプラスサポートの代表取締役。
『ミスをなくすことで、自分もまわりも快適に心地よく効率的な仕事ができる』という信念の持ち主だ。
この本のタイトルは『チェックリスト50』となっているが、50種類のミスをチェックできるリストが載っているわけではなく、「報連相」の大切さを中心に50項目のコラムがある。
読んでいると、どこかのコミュニケーション系のセミナーに参加している気分になってくるが、期待してたのと、ちょっと違うな。
新人じゃないからかもしれない。
私は「効率的な仕事をするためにミスを防ぐには」をテーマにしている人間なので、「ミスをなくす」ことは、「自分もまわりも快適に心地よく仕事ができる」手段の一つという考え方には少し驚いた。
「効率化」よりも「コミュニケーション」重視が、今時の仕事術なのかもしれない。
「パソコン画面をスクロールした時に、見落としがないようにできる機能はないか」とか「視覚的にストレスにならない程度に、注意喚起できる色とレイアウトとは」など、具体的なテクニックを研究している人には向いていない本だが、新人向けに「報連相の重要性」を教えるのは大切なことだ。
新人じゃなくても「電話応対ロールプレイング・チェックシート」や、「会議準備チェックリスト」は役に立つだろう。
『新人のための仕事のミスゼロ チェックリスト50』 藤井美保代 著 同文館出版
ラベル:仕事
【関連する記事】
- 『最新版 定年までに知らないとヤバイお金の話』
- 『キーワードでまるごとわかる投資の教科書』
- 『人生が変わる紙片付け!』
- 『結局、老後2000万円問題ってどうなったんですか?』
- 『日経テクノロジー展望2022 世界を変える100の技術』
- 『2022年度版「コンサルティング力」がアップするFP資格を活かす150の話題』..
- 『10代のためのお金と投資』
- 『これからの時代に売れる野菜』
- 『社労士の仕事カタログ』
- 『霞が関のリアル』
- 『銀行を淘汰する破壊的企業』
- 『現場で使えるWeb編集の教科書』
- 『チャット&メールの「ムダミス」がなくなるストレスフリー文章術』
- 『戦(いくさ)のねだん 日本の戦を「お金」で読み解く!』
- 『Q&Aでわかる!デジタル遺産の相続』
- 『AI大図鑑』
- 『ZOOM超入門』
- 『コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画』
- 『お金に強い子どもの育て方』
- 『上司と部下の教科書』