即座に返信すると、相手も即座に返信して、ずっとチャットのやり取りを続けて、相手の時間をムダにさせてないか?
いきなり本題にはいるのは失礼か?
リモートワークの時代、メールやチャットの内容やタイミングが、成功のカギを握っているだけに、悩みは尽きない。
この本の著者は25年間で3500件の取材執筆実績を持つ「伝わる文章の専門家」。
普通の文章とは違う、メールやチャットの書き方や作法について書いている。
読んでいくと、メールとチャットでもルールが違うことに気づいた。
メールでは「5W1Hで結論を先に簡潔に書く」という作法があるが、短文を積み重ねていくチャットに、この作法を持ち込むと「ロジカルすぎて背景がわからない文章」になってしまう。
チャットは相手の心に寄り添いつつ、必要なことを伝え、しかも、相手のイメージ通りのリアクションが必要になる。
ひょっとしたらメールより難しいかもしれない。
『前提や背景説明の抜け落ちに注意する』……チャットでも結論に至った背景を説明する程度の長文はOKらしい。
『相手の「気分が上がる言葉」を使う』……とりあえず、金曜日の最後のチャットを「よい週末をお過ごしください」で締めくくるようにしてみたが、一応正解らしい。
『湧き上がる「ネガティブ感情」にサヨナラしよう』……心をえぐるフレーズが出てきた。
さすがは「伝わる文章の専門家」である。
昔、行間を深読みしすぎて、人間関係をこじらせた経験があって、それ以後「字で書かれている通りに解釈する」ようには心がけているのだが、本当にそれでいいのか?
ずっともやもやしていたが、少し霧が晴れたような気がする。
この本は、先方に迷惑のかからないメール送受信の時間帯や、メールで使える「失礼のないフレーズ集」についても詳しく書かれているので、就活生や新社会人にも役に立つだろう。
『チャット&メールの「ムダミス」がなくなるストレスフリー文章術』 山口拓朗著 KADOKAWA
(この記事は2021年8月27日時点の情報をもとに書かれています)
ラベル:メール
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