大慌てで冬支度をはじめましたが……暖房どうしようか。
「寒い!」と文句を言う夫に「気温24度だから、そんなに寒いはずがない。まず、ダウンやフリースを着る。それでもだめだったら電気毛布を出すから」となだめたりしなければいけないので面倒です。
暖房や冷房は一度スイッチを入れると、習慣化しやすくて、それほど寒い、または暑いわけでもないのに、ついついスイッチを入れてしまいます。そこが怖い。
この冬の暖房費は、冷房費よりも高くなる恐れがあるので、できれば、暖房を入れるタイミングを遅らせたい。
『液化天然ガスの価格高騰 冬場 電気料金値上がりのおそれも(NHK NEWS WEB:2021年10月17日 14時16分)』や、『電気料金の上昇長期化 LNG高騰で1月も値上げ圧力(日本経済新聞 2021年10月22日 5時3分)』などという恐ろしいニュースが飛び交っています。
電気料金は燃料費や為替の影響を反映する「燃料費調整制度」なので、この冬の電気料金の値上がりは確実。
「新電力なら電気料金が下がるのでは」というご意見もあろうかと思いますが、新電力会社は「電力の小売業者」。
「発電事業者」や「送電事業者」は、従来の電力会社なので、電力会社が電気料金の値上げを決めると、「電気の原価」そのものが値上がりすることになり、新電力会社が小売りする電気の料金も値上がりすることになります。
どうやって暖房費を節減しようか……
まず、セーターや発熱下着、フリースやダウンなどの上着を着て、ある程度、身体を温める工夫をする。
特に「首」「手首」「足首」は冷やさないように。
ネックウォーマー、アームウォーマーやレッグウォーマー、長めの靴下を使うとよいでしょう。
「首」を温めると自律神経が整い、「手首」を温めると指先の冷えに効果が、「足首」には冷えに効くツボ「三陰交」があります。
つまり、「適切に着込むと、暖房費の節約だけでなく、健康な体になる効果もある」ということですね。
暖房費を節減する方法としては……
・暖房の温度を20度に設定
・床まで届く厚手のカーテンで窓からの冷気をカット
・断熱シート(梱包材の「プチプチ」が安い)で窓のガラス面と窓枠を覆う
・断熱ボードで窓からの冷気と結露を防ぐ
・窓やドアの隙間に、隙間テープを貼りつけて隙間風を防ぐ
・サーキュレーターや扇風機で暖まった空気を循環させる
・電気カーペットの下に断熱マットを敷く
・こたつ布団に上掛け布団と敷布団を併用する
・床暖房は暖かさが持続するので、就寝や外出の30分前にスイッチを切る
さまざまな方法があります。
これから電気料金が上がることは確実。
なんとか工夫して光熱費を節約する方法を考えましょう。
(この記事は2021年10月22日時点の情報をもとに書かれています)
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