A5サイズのシステム手帳だと重たくなるので、ここは軽い綴じ手帳の方がいいけれども。
今使ってるのが、デルフォニックスの「ロルバーン ノートダイアリー」で、カレンダーとガントチャートだけのシンプルなデザインの手帳。
ただ、残念なのは紙の色。
黄色すぎて、老眼が入った世代にとっては、目が疲れるんです。
シャープペンシルで書いているからかもしれないけど。
年寄りにとっては「目が疲れる」というのは、かなりのストレスなんですよ。
ということで、来年の手帳は別のメーカーの手帳を探してみましょう。……
「A5」「ガントチャート」「マンスリー」「薄型」「シンプル」の条件の揃った手帳派は意外にないんです。
「メモ帳とか路線地図とか、そんなんいらんねん!」と叫びそうになりました。
「いっそExcelで自作した方が早いんじゃないか」とも思いましたが……
煮詰まってきたので、ちょっと目先を変えましょう。
手帳周りの文具でも……ユニークな手帳周りの文具を売り出していることで知られるのが、「ほぼ日」。
「ほぼ日手帳」と組み合わせるためのオリジナル文具も豊富で、楽しいデザインのものが多いんですが、それなりのお値段ですね。
ここで珍しいものを見つけました。
2021年11月1日発売の「ほぼ日ノオト」。セミB5(179×252mm)の小ぶりなサイズのノート。
「デザイン心理学」にもとづいて作られた「目のストレスを軽減する」、新型の罫線を使ったノートらしい。
……ところで「デザイン心理学」って何?
とりあえず調べてみました。
「デザイン心理学」とは、株式会社BBStoneデザイン心理学研究所が行っているもので「認知心理学」と「人間工学」と「統計学」を活用したデザインの改善や、コンサルティングのこと。
「会社名、製品名などの見てほしいポイントを、消費者がいかに正確に早く見つけられるかを統計で分析する」「感覚量を客観評価する」「脳血流を測定して人の無意識下ので行っている意思決定を検知」ということが研究されているらしい。
……もし、それが医学的に可能になると、世の中のデザイナーは、全員失業するかもしれないなあ。
でも、なんだかつまんない世の中になりそうな気がする。
私も「色彩検定UC(ユニバーサルデザイン・カラー)級」の有資格者なので「誰にとっても見やすい色や形の組み合わせ」が存在するのはわかるんですけど。
「このデザインなら誰でも絶対に買う、といデザインしかない世界」は、ちょっと怖い気がします。
話は元に戻りますが、「ほぼ日ノオト」の罫線は「目に優しくて集中力が上がる」効果を狙って開発されたもの。
短い横罫線と縦のものすごく短い線が入った控えめなデザインで、紙も白度を抑えた優しい色で、鉛筆やシャープペンシルになじみそう。
で、気になるのが「集中力が上がる」ですが、これは実際に書いてみないとわからない。
「ほぼ日ノオトは本当に集中力を上げるのか?」
……これについては、ぜひともユーザーのアンケート結果を発表してほしいものですね。期待していますよ。
(この記事は2021年10月29日付の情報をもとに書かれています)
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