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2021年11月19日

異変(前編)凶兆

最近、手首のあたりに違和感があって……掌がだるい?
右手の親指に痛みが走る?
右手首が痛い?

両腕は上がるから、いわゆる「五十肩」ではないらしい。
何が起こってるのか、よくわからないけど、仕事の能率が落ちるので、これは困る。

手の痛みやだるさに効く「陽谿(親指のつけね)」「内関(手首の内側)」「手三里(肘の内側)」「手五里(肘の上)」のツボを押して、ホットタオルをキーボード前に敷いて、手を温めたら、掌のだるさは楽になりました。

でも、手首と指は痛い。

リビングのソファーで寝転んで、テレビを見ている夫に、ちょっと愚痴ってみました。

「最近、右手が痛いねんけど、原因がはっきりせえへんねん。何か変な病気かもしれん」
「そりゃ、右手を使い過ぎや。お前はマウスに頼りすぎる」
確かに、マウスは向かって右側にあるから、マウスを使ってると必然的に右手ばかり使うことになります。
「今すぐにでもパームレストを買え」
「パームレストって何?」
「キーボードの手前に置くクッションみたいなやつや。それで手首の負担はマシになるはずや。Shiftキーの使い方をマスターしたら、左右対称に指が動かせるようになるわ」

即座にAmazonにパームレスト、エレコムの「COMFY」を発注。翌日には届きました。
どんなものかわからなかったので、安いものにしましたが、低反発ポリウレタンのパームレストのおかげで、手首はとても楽になり、パソコン作業がはかどります。
もっと早く買えばよかった。

ところが……

依然として残るのは右の指の痛みです。
物をつかもうとするとピリッと走る指の痛み。ボールペンを長時間使ってると、ずきずきする人差し指の痛み。
物を握ろうとすると人差し指・中指・薬指・小指に走る痛み。

もしかしたら「腱鞘炎」なのか……???

「腱鞘炎」はパソコンを使う人が高確率でかかる病気。でも、
関節が腫れているわけでもない。
とりあえず、『日本整形外科学会』サイトで調べてみます。
「テニス肘」「ばね指」「ドケルバン病」……いろんな病気がありますが、そのほとんどが「原因不明」で中高齢の女性や妊娠出産期の女性、パソコンで手を使いすぎる人や、スポーツでよく指を使う人。

「手を使いすぎる人」って?

どの程度、パソコンやスマホや台所仕事をやってると「手を使いすぎる」になってしまうのか。

iWatchから「本日の手の使用量93%、手を使う作業を中止してください」みたいなアナウンスがあるとわかるんですが、パソコン作業もスマホ操作も、家事もスポーツも、気づかないうちに「手の使いすぎ」になってしまうんじゃないでしょうか。

それに「スポーツで指を使う人」って……武道家は竹刀を握たり、木刀を振ったり、槍や薙刀を振り回したり、弓を長時間持って構えたりするから、年を取ったらかかりやすい病気なんじゃないかな。

夫に「何かをつかんだり、握ったりしたら、手が痛くなることってない?」ときいてみたら、意外な言葉が返ってきました。

「そうやな。俺も最近、物を握ったら手が痛い時があるわ。若い頃、空手で拳をぎゅっとにぎってたからやろ」

……男性でも年を取れば、指が痛くなるのか。

「さっさと医者行ってこい。腱鞘炎やったらどないするねん」

夫に叱られて病院に行くことになりました。

……次回へ続く……
ラベル:武道
posted by ゆか at 23:57| Comment(0) | 武道系コラム | 更新情報をチェックする
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