iPhoneやandroidのスマホに対応している無料のジャーナルアプリで、2021年度のグッドデザイン賞を受賞しています。
2020年12月にアプリがリリースされて、1年もたたないうちにグッドデザイン賞を受賞してる……これはすごいことですよ。
「ジャーナリング」は、好みの筆記具とノートに、自分の心に浮かんだことを、ひたすら書いていく「書く瞑想」と呼ばれているメソッド。
文具愛好家の間では、自己分析やセルフケアの効果があることで知られていますが……
書くのはノートじゃなくてアプリ。
AIが内容を解析してアドバイスしたり、ジャーナリングのサポートをしたりしてくれます。
私もジャーナリングは、たまにやりますが、このアプリのAIの性能が気になって仕方がない。
今時のAIは、どの程度賢いのか……試しにダウンロードしてみました。
使い方は簡単。アプリを開いて、自分が思っていることを書き、「Feeling(今の気分)」と「Thinking(書き込みのジャンル)」を選んで投稿するだけ。
自由に書き出す「フリー・ジャーナリング」と、AIからの質問に答えて書く「ガイド・ジャーナリング」の2種類の方法がありますが、私はAIの賢さを試してみるつもりで、FPの勉強で使っているTwitterの「#きょうのよき」を、インポートして分析してみることにしました。
「#きょうのよき」は、毎日、一日の終わりに「よかったこと」を3つ選んで、Twitterに投稿するもの。
「よかった探し」と呼ばれるメソッドで、気持ちを落ち着かせたり、ポジティブになれる効果があることで有名でし。
一日に3つ「よかったこと」を見つけるのは意外と大変で、「ああ、3つ目が出てこない」と、ちょっと悩んだりする時もありますが、今のところ続いています。
これをAIに解析させるとどうなるのか……とりあえず、1週間分のデータを入れてみると、「この1週間、あなたは仕事とお金について考えていることが多かったようです」「あなたは食事に対してわくわくしています」という結果が出てきました。
……ふうん。そうだったのか。
ちょっと感心したりします。
最近では、アプリを開くたびに「お疲れ様です。休憩をとってくださいね」というメッセージが出てくるところを見ると、どうやらAIに心配されているらしい。
それにしても面白いサービスが出てきたものですね。
投稿を続けてみて、これからどんな解析結果が出るのか、楽しみです。
「muute」は今のところ無料サービスですが、いずれサービスを拡大するために有料になるそうなので、興味のある方は、今のうちに試してみられるとよいでしょう。
(この記事は2021年12月24日時点の情報をもとに書かれています)
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