スーパーの店頭の野菜は、相対的に値上がりしている。
ビニールハウスで使う重油が値上がりしているからだ。
かと思ったら、「採算割れじゃないのか」と思うほど安値の日もある。
買う方も大変だが、作る農家はもっと大変だ。
ちなみに、我が家のレシピは昭和のころから進化していない。
「新キャベツと新玉ねぎの味噌汁」とか「わかめと胡瓜の酢の物」とか「肉じゃか」とか。
「当人たちが美味しく食べてたらええんちゃうん?」と言われれば、そりゃそうかもしれないが。
スーパーの店頭で聞きなれない名前の色鮮やかな野菜に出会うと「買って何か新しい料理を作ってみたい」と思う一方で、「買って使いきれるのか」と不安になって、結局諦めてしまうことが多い。
もうちょっと、野菜について知らなければいけないと思った。
この本は、若い農家または農家になりたい若い世代向けの『農Bizムック』シリーズの1冊。
表紙には色鮮やかな紅白の大根が並んだ写真。
よし!これはいけそうだ。
新しい野菜を広めるには、その野菜のレシピを広めなければならない。
スーパーの店頭に並ぶ新顔野菜のレシピが知りたかったのだ。
それにしても……すごい本だ。
果物や野菜の機能性表示について。
青パパイヤ栽培の具体的な収支。
独立就農体験記。
コロナ禍での野菜消費。
インスタ映えする野菜の撮影法。
オンラインで野菜を売るノウハウ……農家に必要な分野をほぼ網羅している。
「人気野菜CATALOG」「認定制度のある「全国の伝統野菜」」……目的の情報もある。
「有田みかん(伊藤農産)は機能性表示食品だった」「ビーツはオーブン焼きすると甘くなる」「ミニかぼちゃは生食できる」「大阪の伝統野菜は意外に多い」……もうちょっと、まじめに野菜を食べないといけないか。
色鮮やかな野菜や果物の写真満載。農家でなくても楽しめる本だ。
『農Bizムック これからの時代に売れる野菜』 イカロス出版
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