「手元が狂って」とか「いつのまにかキャップがはずれていて」とか、さまざまな理由でついてしまうシミ。
とりあえず、家に帰って、粉せっけんを歯磨きの固さにして、シミの部分に塗りつけ、上から熱湯をかけて、冷めるまで放置。
後は、シミ部分を熱めのお湯と粉せっけんで繰り返しつまみ洗い。
発見が早かったので、なんとかきれいにシミが落ちましたが、生地の表面が少し毛羽立ってる。
生地を傷めず、きれいにインクの染みを取る方法はないんでしょうか。
ネットで検索してみると、この問題に真剣に取り組んだ文具メーカーがありました。
『ZEBRA お客様相談室』の『Q 誤って書いてしまったインクの落とし方はありますか?』
そうか。シャツやカバンにシミをつけるのは私だけじゃなかったのか……少しほっとしました。
1.ジェル・水性ボールペン・水性マーカー・蛍光ペン(サラサ・サラサクリップ・クリッカート・蛍光オプテックス 1・2 EZ・紙用マッキー/紙用マッキー極細・マイルドライナー/マイルドライナーブラッシュ・サラサドライ・ジャストフィット)
2.修正液・修正テープ(修正液・ケスパ(ペンタイプ)・ボールケスパ・修正テープ)
3.油性ボールペンとマーカー(ラバー80・ジムノック・エアーフィット・ハイマッキー・マッキー極細)
4.エマルジョンボールペン(スラリ・ブレン)
それぞれの分野に分かれて、シミをつけた素材と、シミの落とし方をまとめた一覧表があるところを見ると、ZEBRAは自社製品で布や木、ブロックや革や壁紙に、実際にシミをつけて、そのシミを落とす実験をしたらしい。
1の水性ペン系は「シミの部分に石鹼をつけてもみ洗い」。
2の修正液系は「ドライクリーニング」。
3の油性ボールペンとマーカーが「あて布をして、無水エタノールや除光液で裏から叩く」。
4のエマルジョンインク系が「石鹸でつまみ洗いする。その後、あて布をして無水エタノールで叩く」
……油性マジックが一番落ちにくいのかと思っていたら、一番大変なのが水性インクと油性インクの性質を併せ持つエマルジョンインク。
これは意外な結果。
何事も試してみないとわからないことがあるようです。
ただし、時間がたったシミは「落ちない」とされているので、注意が必要ですね。
「なめらかで書き心地がよい」と人気のエマルジョンインクのボールペン。一旦、シミをつけると、油性ボールペンよりも大変なことになるという点は、ちょっと覚えておいた方がいいかもしれません。
(この記事は2022年8月12日時点の情報を元に書かれています。)
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