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2022年09月16日

機動力勝負の文具(ペン型消しゴム)

「ペン型の消しゴムがほしいんだけど、100均で見かけたことがない」……たまたま、Twitterで、そんな話を見かけました。

「ペン型の消しゴムは100円や300円じゃないからです。100均よりも、コンビニで探した方がよいのでは」と、答えを書き込みたくなりました。

私は不器用なので、時々手元が狂って、消さなくていい場所まで字を消してしまうので、最近はペン型消しゴムを使っているのですが、トンボ鉛筆「モノ・ゼロ」が、正価で385円(税抜き価格350円)。
消しゴムの老舗・SEEDの「スレンディプラス」が正価で550円(税抜き価格500円)だから、税抜き「100円」「300円」「500円」単位の100円ショップの店頭に並ぶのが難しい商品かもしれません。

「モノ・ゼロ」は、直径2.3mmの細い丸芯が、マークシート試験の塗りつぶしに向いています。
手帳にはさんで使われる想定の「スレンディプラス」は、平たい四角形のペン型消しゴム。
四角い消しゴムの角を使うと、狙った文字だけを消すことができます。

100均で文具を買うのに慣れた人にとって、ペン型消しゴムの値段は「高い」と感じるかもしれませんが、両方とも、別売りで消しゴム製の替え芯が売られているので、ずっと同じペンを使い続けることができます。

ちなみに、日本初の店舗型100円ショップ「100円ショップLIFE」が、1985年に愛知県春日井市に開店して以来、円高を背景に豊富な輸入品を扱って急成長。
100円ショップは日本中に広がっていき、消費者の物の買い方を変えました。

100円ショップ1軒で、雑貨店・文具店・手芸店・食器店・インテリア店などの商品を扱っているので、「100円でいろんなものが買える」と同時に「専門店を回らなくても必要なものが1か所で手に入る」というのも魅力ですね。

ただ、これから円安が定着してくると、輸入する雑貨が高くなり、自社で製造する雑貨も原料費が上がる。
100円ショップから、だんだん「100円」のものは減っていくのではないでしょうか。

「文具を安く使い捨てにする時代」から「文具をメンテナンスしながら大切に使う時代」へ。
そんな転換期に来ているのかもしれません。
(この記事は2022年9月16日の情報を元に書かれています。)
posted by ゆか at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 文具コラム | 更新情報をチェックする
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