というわけで、とりあえず『ほぼ日手帳』公式サイトへ。
「ほぼ日手帳」そのものは、1日1ページの手帳なので、そんなに手帳に書き込むことのない私には、あまり向いてないのですが、このサイトは「手帳関連グッズ」のラインアップが豊富。
カバー・万年筆・テンプレート・スタンプ・シール……見ていて楽しいものが多いのですが、ここで、非常に気になった商品が「ひきだしポーチ」。
サイトに載っている画像は、どう見ても布の薄型ポーチで、引き出しには見えないけれども。
何が「引き出し」なんだろう?
『好きなものや大事なものをつめこんだ 自分だけの「ひきだし」を まるごと持ち歩けるようなポーチです。』
……なるほど。ネーミングがうまいなあ。
それにしても、ポーチとしては高い。
形状は長方形の薄型ポーチにストラップがついたものなのに。
「ひきだし」という商品名がついただけで、結構いいお値段で売られています。
最低価格が、カードケースと同じサイズの「ひきだしポーチ・ポケット」で2,200円(税込)。
一番高額なポーチが、フランス製シープ革を使ったA5サイズの「おおきいひきだしポーチ」で15,400円(税込)。
「エルメスやプラダならいざ知らず、ほぼ日なのに、なんでこんなに高い」と、ついつい思ってしまうのは、たぶん、「LIFE ACCESSORY」をコンセプトに作られた「KOKUYO ME」のA5サイズ、フラットポーチ(TOFU WHITE)」を1,980円(税込)で買ったところだから。
ほぼ日手帳のポーチが「異様に値段が高い」と感じるのでしょう。
コクヨのフラットポーチ」のキャッチコピーが、「ノートやペンなどをまとめて持ち歩ける」。
ちなみに、「ひきだしポーチ」のキャッチコピーが、「「好きなものや大事なものをつめこんだ引き出し」
機能そのものはそれほど変わらないのですが。
「ポーチ」を「引き出し」に見立てた糸井重里のネーミングセンスの勝利。
「付加価値をつける」というのは、こういうことなんだなあ」と、しみじみと思いました。
(この記事は2022年9月30日時点の情報を元に書かれています)
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