タスクを減らすべきでは……
手帳を見ても、予定がぎっしり詰まっているわけでもない。
よくわからない。
そこで、先日、2枚の紙に「やりたいこと」「やらなければならないこと」を箇条書きで書いてみた。
「やりたいこと」よりも「やらなければいけないこと」の方が具体的。
先に「やるべきこと」の予定を入れてしまいがちで、「やりたいこと」を後回しにしてしまう。
どうやら、これがストレスの原因らしい。
さて、この本の著者は企業研修をする会社、株式会社らしさラボの代表取締役。
営業研修の第一人者である。
昨今の営業職は、パソコンでスケジュールを共有して、仕事しているイメージが強いが、なぜ、あえてアナログの紙の手帳の使い方の話をしているのか?
読み進めていくうちにわかってきた。
この本では、紙の手帳で自分のスケジュールを決めた後、クラウドで共有する方法を提案している。
手帳は相手に見せない。
先に自分の休みや自己投資の時間を決めて、後から仕事の時間をあてはめて共有する。
手帳に書き込むペンは、消せるボールペン「フリクション」で、色は黒一色。
仕事や休みの日程以外に「楽しみなことの予定」と「やったことの効果の確認」も書く。
そういえば、自分の手帳には、具体的な「やるべきこと」や「相手方のスケジュール」を書くことはあっても、「自分の楽しみ」「できたことの効果」を書くことはなかった。
なるほど。手帳を書くのが楽しくないわけだ。
比較的スケジュールを動かしやすい在宅の仕事だから、「相手に合わせすぎる」ところもある。
気をつけよう。
「TODOリストを書かずに直接スケジュールとして手帳に書き込む」「定期的にスマホで手帳の中身を撮影してバックアップ」「5分以内でできることはすぐ実行する」など、簡単で効果的なテクニックが満載。
手帳ユーザーにはおすすめしたい本だ。
『すぐやる人のビジネス手帳術』 伊庭正康 著 ナツメ社
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