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2023年03月31日

値上げの春

「また、玉子が高うなるんか」
「そうやろなあ。一時、近所のスーパーの棚に、玉子が全然なかった時に比べたら、まだ、玉子売ってるだけマシやけど」
「菓子とかパンも高くなったのか?」
「今のところは、それほどじゃないけど。でも、ちょっとずつサイズが小さくなってる」
「なんか数も減ってるし、便乗値上げか」
「いや、今までが不自然に安かったんじゃないかな。この20年間ぐらい、パンの値段が倍になったりとかしてないやろ」

テレビのワイドナショーでも、為替の話や物価の話が頻繁に出てくるので、夫もお金の話に敏感になってきましたね。

4月からはハムやソーセージ、乳製品、調味料、菓子やアイスクリーム、コーヒーなど、食料品が値上がりします。
これは我が家にとって、かなりの痛手。

「そういうたら、昔、オイルショックで、めちゃめちゃ物の値段が上がったことあったな」
「そうそう。小学生のころやった。どういうわけか、砂糖とか洗剤が店からなくなって」
「俺が中学生の時やわ。トイレットペーパーが、どこの店からもなくなって、物の値段も倍ぐらいになった」
「それを考えたら、今回の値上げは、それほどでもないか」
「そうやなあ。俺、だし巻き卵食いたいなあ。高野豆腐の卵でとじたんとか」
「しゃあないな。いる分だけ少量パックで買ってくるわ」

……思い出しました。
確か「オイルショック」は、小学校2年生ぐらいの時と、中学校に入ってからの2回あって、最初の方がひどかったんじゃなかったかな?

「Wikipedia」で「オイルショック」の項目を確認。(2023年3月31日時点)
「オイルショック」は、私が小学生だった1973年、中学生だった1979年の2回起きていますね。

特に1973年の「第一次オイルショック」は、1年で消費者物価指数が23%上がる「狂乱物価」の時期。
2023年2月の消費者物価指数3.1%上昇の比ではありません。

「トイレットペーパーがなくなる」というデマが流れて大量に買い占められ、それが砂糖や紙、洗剤などにも飛び火していったのでした。

「Wikipedia」の「オイルショック」の項目を読み進めます。

「国民生活安定緊急措置法」「石油需給適正化法」……あれ?
「日本銀行のオイルショック前の行き過ぎた金融緩和策とその後の引き締めの遅れが」……現在、2023年の話じゃないのか??
「国債の大量発行」……この時期から国債の大量発行がはじまったのか。

うーん。現在と状況が似すぎている。

「オイルショック」に起こった出来事と似たようなことが、今後起こるかもしれない。
「第一次石油ショック」で起きたことを、頭の片隅においておくことにしましょう。

ラベル:物価 お金 値上げ
posted by ゆか at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | お金のこと | 更新情報をチェックする
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