……とうとうきたか。電気料金が6月1日に再び値上げするニュースに溜息をついているところに、文具愛好家にとって、極めつけの悪いニュースが……
2023年5月19日に発表されたコクヨ株式会社のニュースリリース「ステーショナリー製品の価格改定を実施」。
5月19日に発表されていますが、価格改定は6月1日から。
そんな。唐突に発表されても……とも思いましたが。
ニュースリリースの文面から、必死でコスト削減に努めたものの、不本意ながら値上げせざるを得ない、コクヨの経営陣の苦渋がにじみでています。
ちなみに文具の値上げラッシュは続いています。
2023年に入って、ステッドラーが原料費と輸送費の値上がりを理由に、4月1日に価格改定しています。
「フエキ糊」で知られる不易糊工業とシャチハタが1月出荷分から値上げ。
無印良品が2月にポリプロピレン製ファイルボックスを値上げして、ポリプロピレン商品の改修をはじめました。
これまでにも、文具メーカーは商品の値上げをしてきたわけですが、あらゆる分野の文具製造を手がけているコクヨの文具用品値上げ発表は、文具愛好家だけではなく、学生や会社員、公務員のような文具のヘビーユーザーにとっても大打撃。
値上げされる商品の範囲は43品目7,765品番。
その中には、紙質が高く評価されて、多くの人に愛され続けてきた「キャンパスノート」の名前もあります。
「値上がりしたからノートを使うのをやめる」というのも無理だし、「安物のノートに切り替える」というのも難しい。
「買いだめすれば解決」というわけでもありません。
今回のキャンパスノートの値上げ額には、6月1日から値上がりする電気料金は含まれていないので、原材料費の高騰を考えると、さらに値が上がる可能性があります。
文具は、食品やトイレットペーパー、ティッシュペーパー、下着などと同様、生活になくてはならないもので、「高いから買わない」という選択は難しいですね。
これからは、100均で買える文具の種類も減る、もしくは100円が150円、200円になるかもしれません。
新しい文具をどんどん買って、どんどん捨ててしまう時代は終わり。
今ある文具を大切に使う時代になるのではないでしょうか。
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2023年05月19日
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