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2024年02月23日

『「AIクソ上司」の脅威』

芥川賞受賞作家が「AIを使って作品を書いた」と公表して批判を浴びた。すでに小説を生成するAIが出てきたのは知ってるけど、なんとなくモヤモヤする。
私は執筆の仕事で資料集めのサポートに生成AIのChatGTPを使ってるが非常にに賢い。
すでに文章力は下手なライターを上回り、引用元の精度も上がってきているので、使っていて恐ろしくなることがある。
3年後には仕事がなくなるかもしれない……

この本の著者は未来予測とイノベーション戦略が専門の経営コンサルタント。
テーマは「生成AIの影響で2030年に消滅する仕事」だ。
「生成AIの進化でホワイトカラーの仕事が激減して失業者だらけになる未来」と「一握りのAIクソ上司が支配者になり、大多数の人は低賃金でブルシットワーク(重要な意味を持たない仕事)をしなければならない世界」……どっちも嫌だな。
「AIクソ上司」というのは、政治力の高い文系上司が、本来苦手だった情報収集力や分析力を生成AIで論強化して専制君主になった姿。
「鬼に金棒」「虎に翼」。
確かにこれは怖い。
好き嫌いの感情に左右されないAIを上司に持つ方が、まだマシな気がしてきた。

ちなみに、私は一日2000字ほどジャーナリングアプリの「muute」に書き込んでいる。
目的はAIに自分が頻繁に使う単語を解析させて、その傾向を知ることだ。
毎週末に1週間分の分析結果「Weekly insight」、月のはじめに前月の解析結果「Monthly insight」をまとめてくれるが、去年の10月の「Monthly insight」で「気分転換に有馬温泉に日帰り旅行されてみては」とAIから提案された時は、さすがに驚いた。
これでは人間と変わらない。
近いうちに本当に「相談はAIと」という時代になってしまうかもしれない。

最近、私が資産運用に真面目に取り組んでいるのは、この先、AIで仕事が減少することがあっても、老後資金を確保したいと思っているからだ。
「muute」を通して、ある程度AIの「癖」を把握できたので、資産運用のための情報集めにもAIを使いはじめた。
予想よりも生成AIの進化が早まってる。間に合うだろうか。

『「AIクソ上司」の脅威』 鈴木貴博 著 PHPビジネス新書
ラベル:雇用 AI 上司 部下
posted by ゆか at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
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