そのニュースを知った時、思わず「そうくるか」とつぶやいてしまいました。三菱鉛筆公式サイトの2024年2月29日のプレスリリース『C. Josef Lamy GmbHの持分の取得 (連結子会社化)に関するお知らせ』
三菱鉛筆がドイツのLAMY社を買収するとは。
LAMY社はクールなデザインと手ごろな値段で人気の万年筆メーカーです。
鉛筆・色鉛筆の「uni」。
ボールペンの「ジェットストリーム」「ユニボールワン」。
シャープペンシルの「クルトガ」。
マーカーの「ポスカ」。
サインペンの「EMOTT」。
さまざまなヒット商品を持つ三菱鉛筆。
でも、よく考えてみると、万年筆だけは作っていなかったんですね。
三菱鉛筆がLAMY社のデザインや技術を使って作る万年筆。
ちょっと楽しみですね。
公式サイトの経営情報『事業等のリスク』。
三菱鉛筆の株主向けのページは興味深いものでした。
ざっくりまとめると、「災害・為替の変動・商品売上減少・テロや戦争による海外工場の被災などで、株価が極端に下がるリスクがあります」。
災害で工場が被災したり、売り上げが下がるのは、しょうがないといえばしょうがない気もしますが。
面白いのは、「新製品開発」が「リスク」とされていること。
「新製品を開発したら売り上げが増えるんとちがうんか」と思われたか方も多いと思いますが新製品開発は博打。
莫大な経費をかけて新製品を作っても、それが売れなければ、経営がしんどくなるのです。
ちなみに、三菱鉛筆の2022年12月期の総売上高のうち、アメリカ・アジア・ヨーロッパなどの海外市場が占める割合は50.9%。
なんとなく「三菱鉛筆は日本のメーカーで、最近はアジアやアメリカにも工場があるらしい」みたいな認識でいたのですが、半分強が海外からの売上だったとは。
ドイツの筆記具メーカーを買収して、海外で製品を作り、そのまま海外で売りさばく。
いやあ。久しぶりに「攻めの経営」を見たような気がします。
『市場ニーズにあった魅力的な新製品をタイムリーに開発』と書かれていたので、これからは限定販売の製品が頻繁に出てくる可能性が高いですね。
楽しみです。
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2024年03月08日
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