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2024年03月15日

マイナス金利解除でどうなる?

最近、ものすごく気になって仕方がないのが、日銀の「マイナス金利解除」。「賃金の上昇」が確認できれば、日銀は「利上げ」する。
そもそも「マイナス金利」とはなんだったのかな。

日本銀行公式サイト『5分で読めるマイナス金利』に、会話文でわかりやすい説明が載っていますが……

『マイナス金利といっても、銀行が日銀に預けているお金の一部をマイナスにするだけ。』

個人の預金は減らないそうですが、かなり怖いことを気軽に書いてますね。
景気がよくなったら、賃金が上がって物価も上がるので、金利を上げる……能天気なことを。
物価が上がる原因が材料費や燃料費の高騰で、賃金上昇と全然関係がなかったらどうするのかな。

確かに、年々最低賃金は上がっているけれども、全部の会社が同じように賃上げしているわけじゃありません。
大手企業と中小企業。儲かっている業種と儲かっていない業種。正社員と非正規雇用者。フルタイムとパートタイム。
賃上げのペースは同じじゃないし、特に子育て世帯の生活は苦しい。

政府が賃上げ促進税制を導入したり、首相が「賃上げが進んでいない中小企業の名前を公表する(2024年3月12日)」と発言したり。
バブルの時の異常な人手不足と給料の高騰を経験した世代から見て、「マイナス金利を解除するための作り物の賃上げ」のような感じを受けるんですね。

3月19日の日銀政策決定会合で「マイナス金利解除」が発表されそうですが、なんとなく「バブル崩壊」と同じパターンになりそうな気がします。いや、バブル崩壊の時よりひどいことが起こるかも。

日銀がマイナス金利解除すると予想されることは……

・預金の金利上昇
・住宅ローン金利が上昇するので家計に悪影響
・金利が上がると借金しにくくなるので、企業の設備投資にマイナスに
・企業が設備投資をしないので景気がよくならない
・日本の株式市場全体は下落
・アメリカの金利が据えおき、または利下げになった場合は、金利が高い円が買われて円高が進み、デフレに逆戻りする可能性がある

……全然いいことが起こらないんですよね。
ただし、日本が保有している膨大な国債の利子の支払いは楽になります。

暮らしにくい世の中になりそうですが、少しでも明るい話題を見つけたいですね。
ラベル:日銀 金利 お金
posted by ゆか at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | お金のこと | 更新情報をチェックする
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