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2024年05月10日

紙の記憶

最近、年のせいか、時間が過ぎるのが早くなったような気がします。一日があっという間に過ぎてしまって、「えっ!もうこんな時間?」とか「朝起きたと思ったら、もう夜」とか「今日も何もできないまま一日が終わってしまった」とか。
後悔することが増えました。

フランスの哲学者のジャネーが「ジャネーの法則(時間の心理的長さは年齢に反比例する)」を提唱しているので、「加齢とともに一日が短く感じられる」というのは、私だけじゃないらしい。

年齢を重ねるほど、一年の相対的な長さがどんどん小さくなる……これはまずい。
再来年、還暦になってしまう自分は、40歳ぐらいの時の自分より、一日の長さが短いということになる。
このまま何もできないまま人生が終わるのかも……自分でも焦っていることはわかってるんですが。
特に「何もできないまま一日が過ぎている」と、不安を感じることが増えたので、実際に本当にそうなのか、4月から実験を開始。
ナカバヤシの「ロジカル・シンキング・ダイアリー2024」のA5サイズを購入。見開き2週間タイプの薄型のノート型の綴じ手帳です。

手順は次の通り。

1.スケジュール用の手帳から、あらかじめ決まっている予定を記録用手帳に転記する
2.パソコンのキーボードの隣に専用メモを設置
3.翌日のタスクをメモに箇条書きする
4.できたものは斜線で消していく
5.記録用手帳に、その日の体調とできたタスクを記入
6できなかったタスクに新しいタスクを追加して、翌日の予定メモを作る

1カ月ばかり繰り返してきましたが、見返してみると、体調や仕事の忙しさなどで波はあるけれども、「何もできてない日」は存在していませんでした。
「バタバタしているけど、それなりに、がんばってるんや。自分」と、ちょっと自信が出てきました。
1月からは、その日支払った金額を、手帳に記録する習慣を続けています。
「家計簿アプリで簡単にもやれるやろ」という声もあろうかと思いますが、紙の手帳に使うと、全体像がみえるんですよ。それが紙のいいところ。
ペーパーレスの時代に紙の記録習慣。時代に逆行していますが、自分にとって「全体を把握できるツールとは「紙とペン」。そこはずっと変わらないような気がします。
4月から、新しく始めた手帳習慣。続けられそうです。
還暦を前に、「もっと後悔しない時間の使い方」を見つけてみたいですね。
posted by ゆか at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 文具コラム | 更新情報をチェックする
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