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2024年06月21日

『外資系コンサルが×AIのプロが教える 生成AI時代の「超」仕事術大全』

「生成AI」……2022年に登場した文明の利器。「大勢のライターを失業させるもの」として、恐れられている一方で、「AIでライティングを効率化して大量の仕事をこなす仕事術」についても盛んに語られている。

生成AIは敵か味方か?

今のところよくわからない。
テキスト生成に関しては、わりと的確な日本語を返してくるが、引用元に関しては不安があるし、時々「わかりません」と回答してくることもあるから、代行させるわけにはいかない。
とりあえず、AIに与える「プロンプト(AIにイメージ通りの答えを出させるための質問)」の情報を集めて、情報検索と自分の文章の微調整に使っている。

自分の文章がばらついた時、ChatGTPに自分の文章を入力して「まとめてください」と指示を出す。
AIがテキストを生成している間に、隣に開いた別のウィンドウから、ひらめいた単語をバラバラとGoogleの検索窓に打ち込んで検索させる。
ChatGTPがまとめたテキストに、Google検索の結果を組み込んで、新しく文章を書き直す。
今のところ、生成AIの文章には癖があるから、そのまま納品するわけにはいかない。

忙しいからAIと同じ議題で延々と対話していないな。
「問→答え」「別の問い→別の答え」といったやりとりが続いていく。
確かに作業効率は上がるから、今後の仕事はAIなしではやれないかもしれない。

この本の著者は、アイルランドのダブリンを拠点に、グローバルに展開している総合コンサルティング企業・アクセンチュアの執行役員とAIグループ。
AIとコンサルティングの専門家が「AIを活用した仕事術」について、すごいことを書いている……と思いきや。
「今後、AIが社会にどのような衝撃を与えるか」について多くのページがさかれている。
よく考えたら、コンサルサルタントの会社だから、そうなるのはしかたないのかもしれない。
「AI時代に求められる人材」「AI導入時のリスクについて」「AIが影響を与える職業」など、気になる話題について図表を交えて丁寧に解説していて読みやすい。
「AI徹底活用術」みたいな内容を期待すると、がっかりするが、「AI時代に合わせた仕事をしていきたい」と考える人にはおすすめの本だ。

『外資系コンサルが×AIのプロが教える 生成AI時代の「超」仕事術大全』 保科学世・アクセンチュアAIセンター編 東洋経済新報社
posted by ゆか at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
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