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2024年08月09日

株価大暴落と大暴騰

「大変や!」

私が部屋でパソコンに向かっていると、夫があわてた様子で入ってきました。

「今、ニュースでやっとるけど、日経平均が暴落しとるっ!」
「うん。知ってる」

私はパソコン画面から目を離さずに答えました。

「お前、株持ってなかったか?全部すってしもたんか?」

まるで自分が持っている株が暴落したかような夫のあわてぶり。

この日は2024年8月5日。
日銀が0.25%の利上げを発表した直後に「パニック売り」が起きて、日経平均株価は過去最大の値下がり。
4,451円安の31,458円。
たった1日でここまで株価が下がったケースは今までありません。

「あ、大丈夫。先週から徐々に株が値下がりはじめて、なんかやばい感じがしたから、先週末に全部売っといた。ちょっと儲けた」
「そうか」
「バブル崩壊やリーマンショックでも、ここまで日経平均株価が一気に下がることなかったからな。今年に入ってNISAをはじめた人はしんどいと思うよ。これまでずっと株が値上がりしてたのに、いきなり一直線に株価が落ちたから」
「お前も最近、株はじめたんやなかったか?」

夫は心配そうな表情。

「去年からはじめたところやけど。一生懸命勉強して、なんとか儲かってる。まあ、この株価下落、そんなに続かないね。この値段は売られ過ぎで、すぐに買い戻しが入ると思う」
「そうか。ま、あんまりやりすぎるなよ」

夫はほっとしたようでした。

その翌日の2024年8月6日。前日の8月5日に比べて3,217円値上がりし、日経平均株価の終値は34,675円。
バブル期の1990年10月2日の2,676円を上回る過去最大の値上がりでした。
私もその上昇気流に乗らせていただきましたが、正直こういうジェットコースターみたいな相場はしんどいですね。

株や為替の値動きが極端になるのは「経済イベント」と呼ばれる日の前後。
具体的には「日銀政策金利」や「鉱工業生産」、「消費者物価指数」「有効求人倍率」「完全失業率」「マネタリーベース」……
アメリカの「FRB政策金利」や「MBA住宅ローン申請指数」「新規失業保険申請件数」……
欧州の「ユーロ圏GDP」や「ユーロ圏失業率」……

経済イベントの数はとんでもなく多いのでした。
これを網羅したコンパクトな資料がほしいなあ……

検索したら出てきました。

『政府刊行物東京サービス・ステーション 東京都官報販売所』公式サイト。
「官報」や「官報公告」、「政府刊行物」などの法令情報関連の資料を販売しているところ。

ここで販売しているのが『JPXカレンダー 2024年版 (日本取引所グループカレンダー)』
国内外の主要経済イベントが掲載された「資産運用のためのカレンダー」。
1冊500円。これは安い。

「2024年8月なのに、今年のカレンダーを今更買う?」と思う方もおられるでしょうが、2024年って残り4か月と半月ほどあるんですよ。
その間の取引がうまくいけば、500円の資料代は安いと思います。

本当は投資信託で毎月自動的に長期間かけて積み立てるのが、一番楽に老後資金を作れる方法なんですが。
姑の介護を22年。
いくらお金がかかるかわからない、不安定な状態が長年続いた我が家の家計では、毎月コツコツと老後資金を積み立てることができませんでした。

今、大慌てで資産運用していますが、FPとしては、為替や株式の値動きに神経質にならずに、地道にコツコツ積み立てていく投資信託をおすすめしたいですね。
posted by ゆか at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | お金のこと | 更新情報をチェックする
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