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2024年08月16日

米不足と農林水産省の奮戦

ない!
ここもアウトか!

スーパーの店頭から米が消え失せてしまいました。
昨年の猛暑による米の不足と、インバウンドの日本食人気による需要の増大が原因で、米が足りなくなった「令和の米騒動」です。
スーパーでは野菜も肉も魚も売っているのに米だけがない。異様な光景です。

ふと、1993年から1994年にかけての「平成米騒動」のことを思いだしました。
あの時は、記録的な冷夏のために米が足りなくなって、日本中の米屋やスーパーから米が消え失せたんです。
政府の備蓄米を放出しても米が足りず、緊急措置でタイやアメリカ、中国などから米が輸入されたんですが。
匂いが強くてボソボソしたタイ米は非常に不評でした。

今回の米不足は「令和の米騒動」と呼ばれていますが、この先はどうなるのでしょうか。
「これから新米が出回るから米不足は解消し、値段も落ち着く」という意見もあるのですが、本当にそうでしょうか。

今年も去年と同様、35℃を越える猛暑日が続いています。
梅雨前線の停滞で西日本から東北は記録的な大雨に見舞われています。
さらに、8月に入って東北地方に大雨をもたらした台風5号。
関東・東北地方を襲う台風7号……米の収穫量に影響しそうな災害が続きました。

「米の収穫量が減る」以外にも「物流が滞る」リスクもあります。
台風や大雨、地震といった災害がくるたびに道路が寸断されてしまう。
物があっても届かない。
そういったことも増えるかもしれません。

農林水産省は国民に向けて、家庭での食料備蓄を必死で呼びかけています。
公式サイト『家庭備蓄ポータル』は、「ローリングストック法」や災害時に役立つ簡単レシピ、乳幼児・高齢者・慢性疾患・食物アレルギーの人に対応した「要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド」のPDFのダウンロードサービスなど、コンテンツが多彩なので、一度チェックしておくことをおすすめします。

ちなみに農林水産省公式のXは、フォローしていると非常に楽しいアカウント。
旬の食べ物の豆知識や超簡単なレシピなど、今すぐ役立つ情報を発信。
食料自給率を上げるためのPR「#食べるぜニッポン!」では、国産の野菜や魚、肉などのおいしそうな料理の写真が紹介されています。

興味深かったのは【試してほしい!フライパン1合炊飯】。
フライパンとカセットコンロがあればライフラインが止まっていても、ほかほかのご飯が作れるという魅力的な話。

ちょっと情報を補足してまとめてみます。
参照元:DELISH KITCHIN 料理の基本!ごはんの炊き方(フライパン) 
https://delishkitchen.tv/recipes/214711911634174303

1.洗った米1合に220mlの水を入れ30分ほど浸す
2.米と水をフライパンに入れて蓋をする(中身が見えるガラス蓋を使用)
3.蓋をしたまま強火で沸騰するまで1分加熱
4.弱火で5分、浸した水がなくなるまで加熱
5.再び強火で1分加熱
6.蓋を開けず5分以上蒸らす

意外に短時間でご飯が炊きあがるので驚きました。
フライパンの直径によって水の分量が変わりますが、米の1.2倍程度を目安にするとよいようです。
災害対応だと備蓄する米は無洗米の方がいいのかもしれません。

国民の「食」を豊かにしたいと必死で農林水産省が発信する情報。
これからも楽しみにしています。
ラベル:食べ物
posted by ゆか at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常コラム | 更新情報をチェックする
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