そろそろ来年の手帳が出回る季節になりましたね。特にファンが多い「ほぼ日手帳」は9月1日に2025年の手帳が発行されました。
「ほぼ日手帳」を書店や文具店で見かけるたびに、その厚みと大きさと重さに圧倒され、「世の中には、こんなに手帳に何か書く人がいるんだ」と思います。
「ほぼ日手帳」の基本形は1日1ページですが、私には1日1ページも書くことありません。
スケジュール表も大雑把なもので、月間カレンダー型の手帳で……いや、むしろバーチカル型やホリゾンタル型の手帳では手に負えなくなってきています。
まず必要なのは、月の全部のスケジュールが見渡せる月間カレンダー。
そこに自分のスケジュールよりも前に書き込まないといけないことがあります。
「固定資産税納付期限」「夫の国民健康保険料納付期限」「確定申告締め切り」「消費税納付期限」「夫の市民税申告締め切り」。
自分のスケジュールでもないのに押さえておかなければならないのは、3つの金融関連の会合スケジュール。
日本の住宅ローンや景気に影響を与える「日銀金融政策決定会合」が年8回。
アメリカの金利や景気、日本の為替や株価を左右する「FOMC(Federal Open Market Committee:連邦公開市場委員会)」が年8回。
ドルと円の価格に影響するユーロの値動きを決める「ECB(European Central Bank:欧州中央銀行)」の会合が6週間ごとに開かれます。
この3つの会合の前後3日間は、為替や株の値動きが激しくなるので、iDeCoやNISAを始めた人はチェックしておいた方がいいでしょう。
自分の資産に影響する問題ですから。
もともと3つの会合は別の日に開催されていて、それぞれの会合の結果を受けて金利を調整していますが、今年の7月末のスケジュールは手帳に書き込むときに「やばい」と思いました。
日銀金融政策決定会合とFOMCが同時期に開催……もし、日銀とFOMCの思惑が違っていたら株価や為替が暴落する可能性がある。
警戒して自分が持っている株を利確して現金にしておいたら、案の定、「史上最悪」といわれる株価の大暴落が起きたのでした。
こういう殺伐とした世界にいる私にとって、「ほぼ日手帳」公式サイトは、別世界のようにまぶしい。
今回、公式サイトをめぐって見つけたのは「ダウンロードシティ」。
ダウンロードしたPDFをプリントして「ほぼ日手帳」に貼るためのコンテンツです。
……ああ、そうか。1日1ページ書かなくても、データを印刷して貼ればいいんだ。
「TODOリスト」「連絡先」「ほしいものリスト」「非常時持ち出し用品リスト」などのスタンダードなものから「思い出ふり返りすごろく」「ほぼ日手帳の使い方アイデア」「無理をかけない基本の姿勢」などのユニークなものまで無料でダウンロードできる。
「サブスクリプション管理表」と「全国おみやげおやつリスト」「日本全国ローカルごはんリスト」をダウンロードしておきました。
ほかにも楽しくて役に立つダウンロードコンテンツが豊富にあるので、「ほぼ日手帳」ユーザーでなくても、手帳ユーザーは一度のぞいてみるといいと思いますよ。
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