一方、ロサンゼルスではトランプ政権の移民取り締まりへの抗議デモが行われて暴動みたいな騒ぎになっている。
しかも、暴動を鎮圧するために、トランプ大統領は州兵を派遣……
アメリカは、いったいどうなっているのか。
ニュースを見ていて不安になるばかりだ。
そこで、この本を図書館から取り寄せてみた。
著者は早稲田大学教授。アメリカ政府の予算編成に携わった経験がある在米経験が豊かな人だ。
アメリカ合衆国の歴史・司法制度・連邦議会の仕組み・大統領の権限……日本の政治や司法と比較しながら書かれてはいるものの。
複雑すぎて咀嚼するのがしんどい。
アメリカは50の州で構成される合衆国制。「連邦政府」と「州政府」の両方が主権を持っていて、マスコミが「アメリカ政府」という時は「連邦政府」の方をさす……という理解でいいのかな?
とりあえず、日本にとって「脅威」になりつつあるトランプ大統領が登場する部分だけでも咀嚼しておかないと。
自分の資産運用にも関わる問題だから。
トランプ大統領が乱発している「大統領令」は、「法律を拡大解釈して現実を変える」というテクニックらしい。
アメリカ合衆国憲法では大統領は法律を作る権限を与えていないが、自分の部下(官僚や軍関係者)に命令する権利は認めている。
トランプ大統領は合衆国憲法の隙を突く形で、思いのままの政策を実行しているということか。
……少し事情が飲み込めたような気がする。
この本が出版されたのはトランプ大統領就任直前の2024年12月。
「関税率の引き上げの可能性」は指摘されているものの……ロシア・ウクライナ問題に介入したり、イランの核施設を攻撃したり、関税をめぐって中国やEUと対立したり。
そこまでは予測していないし、今後もトランプ大統領は何をするかわからない。
当分経済ニュースから目が離せない日々が続くのだろうな。
『アメリカの今を知れば、日本と世界が見える』 中林美恵子 著 東京書籍
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