ひょっとしたら時代は逆行してるんじゃないか。2026年1月7日放映のNHK「クローズアップ現代」の特集「最近、手書きしてますか? 最新研究が明かす“頭を動かす力”」を見ながら思いました。
私も色鉛筆ワークショップで地元の小学校に出入りしているので、気になっているのですが、今時の小学生はみんなタブレットで勉強している。
タブレット画面にペンを走らせて器用にイラストを描く子どももいて「今時、アナログな色鉛筆で絵を描く自分、遅れてるのかもしれんなあ」とひそかに思っていたのです。
それに最近文字を書く機会が減って、漢字が書けなくなりました。
だんだん頭の回転が悪くなっていくような気もして不安になっています。
この番組では「学校でのデジタルツールの使用が学力低下につながる」として、アメリカやスウェーデンの学校ではあえて文字を書く時間を授業に組み込んでいると紹介。
手書きでノートを取ると指先や手をコントロールする感覚、紙の感触や筆圧などの触覚、文字の形や配置。
音韻やペンが走る音などの複数の感覚が働きます。
それが刺激になって脳が「マルチモーダル(テキスト、音声、画像などの異なる情報モードを同時に処理する能力)」を発揮して、記憶力や思考力が高まる……なるほど。
日本でも子ども向けの書道教室の流行や、社会人が仕事帰りに通うジャーナリング講座など「手書きを見直す動き」が広がっています。
しかし、テーマを与えられて2分以内にまとめなきゃいけないジャーナリング講座は、頭の中の情報量が多すぎる私には、ちょっと無理。
もう少し時間がほしいですね。
ゲストは手書きの効果を科学的に研究している兵庫教育大学准教授の大塚貞男さんと、手書きユーザーから熱烈に支持されている「ほぼ日手帳」を作った糸井重里さん。
二人とも「手書きの魅力」を語っていましたが、現実的には情報量と手書きとデジタルツールとのバランスをとるのが難しいですね。
小学校ではタブレットでの情報検索や共有が必須になってるから、私たちのように手書き一辺倒だった昭和に戻すわけにもいかないけれども、「ノートに手で書く」部分は残さないといけない。
ひょっとしたら、私がやっている「500色の色鉛筆で自分だけのミニ絵本を作る」ワークショップは、もっとよい使い道があるのかもしれない。
そんなことを感じました。
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2026年01月09日
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