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2007年09月01日

『ゲームニクスとは何か』

「ゲームニクスとは何か」……わからん。

気になるので、この本を読んでみた。

著者はゲームクリエイターで、立命館大学映像学部教授。
ファミコン時代から子供の心をつかむゲームを製作して来た人。

本家アメリカのテレビゲームを凌駕し、世界中でヒットしている日本のテレビゲームには、2つの不文律があった。

「誰でも、取扱説明書を読むことなく、ゲームを始められる」。「誰でも、遊んでいるうちに、ゲームにハマってしまい、ゲームが上手くなっていく」。

……「子供向け商品」ゆえに、操作性が重視された結果、「わかりやすく、人を夢中にさせる技術(ゲームニクス)」が、高い製品が作られるようになった。

ゲームだけではなく健康維持や学力増強にまで可能性を広げた「ニンテンドーDS」。
テレビからのネット接続を劇的に単純にした「Wii」。
介護の分野で活躍するナムコのリハビリ機器「ドキドキヘビ退治RT」。

最近のヒット商品、iPod、Mixi、Googleなども「使いやすさの追求」
「何をすればいいのか迷わない仕組み」
「熱中させる工夫」
「「現実とリンクさせて、リアルに感じさせる」。

ゲームニクス要素が高いと解説。

ハード面の技術革新による開発競争は、すでに限界。
多機能・多様化のサービス提供も、このまま技術革新だけが進めば、難解な操作で、誰にも使えなくなる可能性が高い。

「人と技術をつなぐ、わかりやすく、使いやすいインターフェイスが必要」……「ユニバーサルデザイン」や「Webユーザビリティ」の思想にもつながる「ゲームニクス」。

「利用者の立場に立った使いやすさ。人を夢中にさせる技術」を、体系化させた著者が行き着いたのは……日本古来の「もてなしの文化」だった。

この日本独自の文化にこそ、世界的な競争にさらされる日本のものづくりやサービスが、他国よりぬきんでる鍵があると著者は説く。

過去の日本を、じっと見つめると、「日本の切り札技術」、まだまだありそうだ。

『ゲームニクスとは何か』 サイトウ・アキヒロ 著 幻冬舎新書
タグ:ゲーム
posted by ゆか at 09:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
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