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2007年10月02日

深澤直人傘、見参!

先日、ある不幸(『天下のまわりもの?』参照)で愛用の傘を失った私。

秋の長雨の季節を迎え、早急に新しい傘を探すことに。

新しい長傘を探すのは7年ぶりのこと。
7年前と今とでは、傘事情も、かなり変わっているはず。
とりあえず、周りの人の傘事情を訊いてみましょう。

「あたしは、シビラのセールで買った長傘。朝から雨降ってるとかじゃなければ、使わないけど。普段は折り畳み。風が強いと壊れやすいから、安いやつ」と言うのは、旧友のゆんさん(『謎の理系番組?』などにコメントあり)。
彼女はバスと電車通勤。
傘を使うのは自宅とバス停の間、駅から会社までの5分ずつ。

一方、「普段は車やから、ビニール傘、車で積み込んでる。車から建物まで使うだけやし。でも、勝負傘で、バーバリーとヴェルサーチ持ってる」と言うのは、妹。
「ブランド傘、ヤフオクとか鉄道忘れ物市なんかだと、かなり安く手に入るよ」とも教えてくれました。

ひょっとして……「人の「傘へのこだわり」は、その人の使う交通手段と移動時間に深く関わりがある」……???

そういえば、傘に執着せず、「傘は天下のまわりものや」と豪語する夫。
傘を使うのは自宅から駅まで。電車通勤。
駅から会社は地下道で直結。
休日は車で移動。
出かける時に雨が降っていなければ、傘を持たず、雨が降れば、会社の置き傘をさして帰ってくる。

最近、道を歩いている人の傘を見ていると、「こだわりの傘」と「安物ビニール傘」と両極端に分かれているようです。
特に、時々見かける、全身ブランド品の服や小物で固めている若い女性が、なぜか傘だけビニール傘……
そんな光景が、不思議でしかたなかったのですが、もしかすると、あれは「普段は車移動の人」なのかもしれません。

私の場合、自転車での移動が多いため、長傘が基本。
それでは、新しい傘を探してみましょう。

……これが意外に難しい。
体格が大柄なので、できれば大きめの傘がいいのですが。
傘は安いほど重く、大きいほど重い。
安い傘は傘骨の素材が鉄なので重く、傘の直径が大きければ長い傘骨が必要で、重くなるのです。

繁華街で探しましたが、1万円を超える高級ブランド傘か、安物のビニール傘かの両極端。
3000円〜5000円程度の手頃な価格の傘というのが、なかなかないのでした。

そこで、ネットで調べて実物を見に行くことに。
ネット上には、本当に様々な傘がありますね。「車椅子の人を介助するのに便利、楕円傘」「ビニール袋内蔵エチケット傘」「傘に隙間があり風が抜ける傘」……。

最近人気なのは、軽く丈夫な和傘風16本骨傘。
普通の傘骨は8本ですが、骨の数が多い分、1本あたりの骨を細くできるので、総重量の軽い傘を作ることができるのです。

ちなみに、デパート見つけた16本骨傘、皇室御用達の「前原光榮商店」の傘。
赤い傘を試しにさして鏡に映してみました……

優美な弧を描いて広がる美しい紅色の傘と、傘の下のアイルランド系4世、がっしり骨太な西欧人体型の私。
……なんたる不協和音。
我ながら見ていて不快だった。
16本骨傘はダメですね。
といっても、さすと丸く広がる卵形傘や、花びら型の傘も、なんだか私と合わないのです。

しかたがない。通販か……

『ディノス』サイトで魅力的だったのが、「耐風傘」。
8本骨で、軽くて粘りのある素材、カーボンファイバー製。
特殊な二重構造で、傘にわずかな隙間があり、そこを風がぬけるので、傘が「おちょこ」になりにくい……いいなあ。

でも、「買った人の感想」の中に「大勢の人が使う傘立てに傘を入れておくと、他の人の傘の先が、耐風傘の生地の隙間に突っ込まれそう」というのがあって、私は耐風傘を断念。

それにしても、傘立てに入れれば、他の人の傘に自分の傘が傷つけられたり、盗られたり……
ひょっとして、「傘立ては傘の敵」?

……ところが、ディノスのサイトの別の傘が、なぜか私の目を奪いました。
……「web限定品、±0アンブレラ 税込み4200円」。
デザインは深澤直人氏。

私が「±0」の製品を初めて見たのは加湿器でした。
「これが加湿器?」。
そんな衝撃を受けたもの。
ドーナツ型、丸く、つるりとした質感。
ピンクやライトブルーやホワイトの優しい色合い……

「±0」製品は、機能性の高さに加え、見る人の心を和ませる、ユーモアとかわいらしさを秘めています。
ついでに言うと、「±0」の電卓もかわいい。
(私が持つには、かわいらしすぎるけれど)

ちなみに、この加湿器は、深澤直人氏のデザインしたauの「INFOBAR」や「NEON」。
無印良品のCDプレイヤーとともに、ニューヨーク近代美術館永久収蔵品。

さて、話は元に戻ります。「±0」の傘。
私がひかれたのは、そのたたずまい。
一見シンプルなグレーの傘なのに、なんとなく姿形が上品だったこと。

よく見ると、黒い持ち手部分にくぼみがついています。
商品解説によると『雨上がり、傘を杖のようにして持ったりした時に、何気なく傘の柄に荷物を掛けたりします』。
そのためのくぼみだそうですが……ふーむ。世間の人は何気なく傘の柄に荷物をかけたりするのか。

私は、雨がやむと、そのまま傘を、自転車の傘収納ホルダーに入れ、ロックをかけてしまうので、傘を杖のように持ったりしないのですが。
くぼみがあるので使いにくい……ということはなさそう。

サイズは親骨の長さ65cm、重量400g。
素材はポリエステル生地、骨はグラスファイバーとアルミニウム。持ち手はABS樹脂。
大きい割に軽い傘。

問題は柄の直径。
私の手は女性としては大きいので、女性用傘は柄が細くて握りにくい。
通販では「傘の全長、親骨の長さ、重量」の表示はあっても、「柄の直径」は書いていないので心配。
でも、男性用らしいので、柄の直径は、なんとかいけるかも。

そうなると、あとは色。ネットで見ると、微妙な色目がわかりにくく、「ライトグレー」の説明はあるけれど、気のせいが青みを帯びているような感じ。
この色は、銀鼠なのか錫色なのか青灰色なのか。あるいは藍白か……まあ、いいや。いざとなれば、返品しよう。

……3日後に届いたのは、薄い青磁色の傘。
予想外の色でしたが、握りやすく、軽くて、黒、紺、白、ベージュ、焦茶と、どの服の色とも合わせられるので便利。
問題は、汚れやすいこと。
とりあえず、防水液を3度塗装。
使用前に防水すると、かなり持ちが違うので。

あとは、無印の黒の傘袋を常時携帯して、極力店の傘立てには入れない……と。

なかなか気に入っている深澤直人傘、大事に使いたいものです。
タグ:深澤直人
posted by ゆか at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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