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2005年10月22日

『システム手帳新入門!』

文藝春秋のベスト・エッセイに選ばれた時、自分へのご褒美に、コバルトブルーのファイロファックスのシステム手帳を買ってみた。使い方がわからず、ダイアリーに『「コラム・サイトなんか馬鹿馬鹿しい」と言われてムカつく。今に見てろ!』とか『職場で蕎麦饅頭をもらう』などと書き殴っているだけでは、せっかくの高級手帳も台無しだ。情けない。

この本では、市販リフィルの選び方。PCや携帯電話との併用法。PCを使った自作リフィル作成など、デジタル機器とシステム手帳をうまく連動させた使い方を提案している。

『アイデア・メモ、スケジュール管理を手帳で行い、PCに入力。携帯電話はスケジュール管理の補助。PCのデータ資料を印刷して手帳に携帯する』……なんだか面倒そうだ。


1984年、イギリスからファイロファックスが輸入され、システム手帳ブームを巻き起こす。
その後、携帯電話やPCの普及で、スケジュール管理は携帯電話やPCでするものになり、システム手帳は忘れられた……はずだった。

ところが、2004年『一冊の手帳で夢は必ずかなう』(熊谷正寿著 かんき出版)が出版され、この本がファイロファックスを推薦した途端、システム手帳ブームが再燃する。

この本の新しさは、システム手帳を『人生の羅針盤』に使うこと。
携帯が楽で、リフィルを自由に交換でき、一年間の予定と数年後、数十年後の長期のライフ・プランを同時に管理できるシステム手帳は、終身雇用制が崩れ、自分で自分の人生設計をしなければならない時代に合っているのではないか……と『システム手帳新入門!』の著者は分析する。


私も去年熊谷氏の著書を読み、2005年の正月に『今年の目標、合気道一級取得。自分のサイトを立ち上げる』と手帳に書いてみたら、実現してしまった。なるほど。

さて、去年よりちょっと賢くなったところで、来年の手帳リフィルを探しに行こう。


『システム手帳新入門!』 舘神龍彦 著 岩波アクティブ新書
posted by ゆか at 10:11| Comment(1) | TrackBack(0) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
島村由花さま
初めまして。舘神龍彦です。拙著をご紹介いただきありがとうございます。
blogもやっておりますので、お手すきのときにでもぜひお越しください。
Posted by 舘神龍彦 at 2006年03月07日 10:53
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