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2005年11月19日

『永田町インサイド あなたの知らない政治の世界』

「国会があって、よくわからないいきさつで、抜け穴だらけの法律を決めているところ」私の永田町のイメージはそんなものだった。
この本は私のような、政治のことが、よくわからない人のために書かれた本。

国会議員の給料や議員宿舎などの待遇は他国と比べてどうなのか?
参議院は本当に必要なのか?
国会議事堂の中はどうなっているのか?
どうして道路公団問題はうやむやになったのか?
なぜ整備新幹線はどんどん作られるのか?
北方領土問題、靖国参拝問題が進展しないのはなぜか?

戦後の解散・総選挙の歴史、派閥、公明党の存在感、政治資金の動き、選挙違反の連座制が選挙にどんな影響を与えているのか……素朴な疑問から注目の政治問題まで、色々な話題取り上げていて、政治の入門書としては、かなりわかりやすく面白い。

教科書では「国会は唯一の立法機関」となっているので、法律は国会議員が集まって考えて作っているのだと思っていたら、今の大半の法律は、各省庁が作成。内閣法務局がチェック、内閣官房へ、事務次官会議を経て閣議決定、国会に提出されて審議、多数決で決まっている。

法律が「抜け穴だらけ」と見えるのは、各省庁が法律成立後、拡大解釈して自由に使えるように「最初から穴を開けておく」らしい。

読んでいるうちに、本当の意味でこの国を動かしているのは「国家公務員試験に合格した官僚」で、「私たちが選挙で選んだ国会議員」ではない気がしてきて、がっかりした。

でも、最近では政府(官僚)が作ることのできない分野の法律を、議員立法(国会議員が発案)で作るケースも増えてきたので、今後はこちらに期待したい。


『永田町インサイド あなたの知らない政治の世界』 日本経済新聞政治部編 日本経済新聞社
posted by ゆか at 10:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
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