私はこの言葉に弱い。
この本の著者は「TVチャンピオン」の『文具王』として知られる高畑正幸氏。
文具メーカーで商品の企画開発をするかたわら、全国で講演を行っている多忙な方だ。
この本では、その『文具王』の「文房具ハック」、文具を使った仕事の効率化技術が惜しげもなくちりばめられている。
「すべての紙をA4のアクリル板で切り抜き、A4サイズの書類に統一」
……一見手間がかかるようだが、その後のファイリング処理は格段に楽になる。
「雑誌は破りながら読んでデジタル化。ドキュメントスキャナの下にゴミ箱を置く」
……ドキュメントスキャナでデジタル化された書類はゴミ箱へ直行。
徹底してるなあ。
「モバイルはACアダプターが大きいので、複数の電源をタップにさしにくい。三叉タップをたくさん常備して、キャタピラーのようにつなぎ、そこへそれぞれのアダプターをさす」
……確かに、携帯もパソコンも充電地もデジタルカメラもACアダプターが大きい。
節電タップに直接つなぐと、一つのアダプターが他のタップの穴までふさいでしまう。
複数のモバイル機器を充電するのに苦労していたのだが。
これは面白いアイデアだ。
「ノートPCの背面にベルクロ(面ファスナー)のメスを貼り、マウスや携帯、外付けHDDにベルクロのオスを貼る。ベルクロでノートPCにマウスや外付けHDDを固定すれば、出先の喫茶店の小さなテーブルや、揺れる車の中でもスムーズに作業できる」
……「そこまでやるか」という気もするが、モバイルPCで仕事をする人にとっては必要なのだろう。
バイブルサイズのシステム手帳愛用者で、手帳に4つ折にしたA4用紙を収めたいがために手帳を特注するあたりは、さすがは文具王。
全編「そこまでやるか」と驚くアイデアのオンパレードだが、普通の人にもすぐに使えるアイデアが満載の楽しい本だった。
『究極の文房具ハック』 高畑正幸 著 河出書房新社
ラベル:モバイル
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