私の祖母、ハンナ・オコンネルは明治時代にニューヨークで生まれた。
曽祖父が日本人で母はアイルランド移民だった。
大正時代、アメリカで困窮した曽祖父一家は、大阪の親戚を頼って来日した。
それ以来、その子孫は大阪で暮らしている。
一方、サンフランシスコに残った曽祖父の親族は、戦時中にカリフォルニアの日系人強制収容所に収容され、その後50年間音信不通だった。
そういう立場だから、「日本人ファースト!外国人を排斥せよ!」という声には賛同しかねるけれども、外国人が増えたために治安が悪くなるのは嫌なのである。
しかし、日本人の数は減っていく。
総務省が発表した2024年10月1日時点の人口推計では、日本人の人口は1億2029万6千人。前年比89万8千人減った。
1年で約100万人ずつ日本人が減っていく時代に「移民をどうするか」は切実な問題になってきている。
この本の著者は関西国際大学客員教授で、国際交流問題のエキスパートだ。
著者によると、2040年には日本に住む外国人が1000万人を超えるらしい。
国民の10人に1人が外国人……イメージしにくい話だ。
現在のところ、在留資格の種類は4種類。
1.身分に基づく在留資格(永住者・定住者・配偶者が日本人など)
2.日本で働く専門職のための在留資格
3.留学や家族滞在などの在留資格
4.ワーキングホリデー・スポーツ選手などの「特定活動」による在留資格
「移民」とは、1の「永住者や定住者」など、就労制限がない外国人居住者のことを指すが、作者は、2の「日本で働く専門職外国人」を「将来の移民」として、きちんと日本語や日本の法律やマナーを教育して、積極的に受け入れていくことを主張している。
2026年1月23日、高市政権は日本国籍取得や永住許可の要件を厳格化し、社会保険料や医療費の不払いへの対応強化などを盛り込んだ「総合的対応策」を発表した。
さまざまな反応はあるが、重要な一歩だと思う。
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