新着記事

2026年03月13日

『移民1000万人時代』

たまに大阪市内に出かけると外国人の多さに驚く。外国語が飛び交っていて、ここが日本の大阪であることを忘れてしまいそうだ……。

私の祖母、ハンナ・オコンネルは明治時代にニューヨークで生まれた。
曽祖父が日本人で母はアイルランド移民だった。
大正時代、アメリカで困窮した曽祖父一家は、大阪の親戚を頼って来日した。
それ以来、その子孫は大阪で暮らしている。

一方、サンフランシスコに残った曽祖父の親族は、戦時中にカリフォルニアの日系人強制収容所に収容され、その後50年間音信不通だった。

そういう立場だから、「日本人ファースト!外国人を排斥せよ!」という声には賛同しかねるけれども、外国人が増えたために治安が悪くなるのは嫌なのである。

しかし、日本人の数は減っていく。

総務省が発表した2024年10月1日時点の人口推計では、日本人の人口は1億2029万6千人。前年比89万8千人減った。
1年で約100万人ずつ日本人が減っていく時代に「移民をどうするか」は切実な問題になってきている。

この本の著者は関西国際大学客員教授で、国際交流問題のエキスパートだ。
著者によると、2040年には日本に住む外国人が1000万人を超えるらしい。
国民の10人に1人が外国人……イメージしにくい話だ。

現在のところ、在留資格の種類は4種類。

1.身分に基づく在留資格(永住者・定住者・配偶者が日本人など)
2.日本で働く専門職のための在留資格
3.留学や家族滞在などの在留資格
4.ワーキングホリデー・スポーツ選手などの「特定活動」による在留資格

「移民」とは、1の「永住者や定住者」など、就労制限がない外国人居住者のことを指すが、作者は、2の「日本で働く専門職外国人」を「将来の移民」として、きちんと日本語や日本の法律やマナーを教育して、積極的に受け入れていくことを主張している。

2026年1月23日、高市政権は日本国籍取得や永住許可の要件を厳格化し、社会保険料や医療費の不払いへの対応強化などを盛り込んだ「総合的対応策」を発表した。

さまざまな反応はあるが、重要な一歩だと思う。


ラベル:読書
posted by ゆか at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
にほんブログ村ランキング
こちらには『ventus』で書かれている内容と同じ分野のブログがたくさんあります。
もし、よろしければご覧ください。

武術・武道ブログランキング

ステーショナリー雑貨ブログランキング